深夜2時の独り言。

田舎から出てきた大学生が思っていることを書いています。

一瞬だけ帰省した気分になる。

インスタの通知が鳴る。

「○○さんからフォローリクエストが来ています。」

 

私のインスタのアカウント(リアル)は鍵をつけていて、基本知り合いか私と共通点のある人(学校が一緒など)しかフォロー許可をしないようにしている。フォローしてきた人が誰なのかを知るためにプロフィールを覗きに行った。

 

 その人と私の共通のフォロワーには地元が一緒の人たちの名前が並んでいた。その名前が並んでいる光景を見てプチ同窓会みたいだな、と地元の人からフォローされるたびに思う。

 アカウント名で私の脳内にある小中学生の頃の名簿を検索するととある人がヒットした。それと同時にその名簿と一緒に記憶されていたその人の顔だったりちょっとしたエピソードが思い浮かぶ。

 

 色々と考えていると、私は「地元にいた頃の私」に引き戻された。帰省した時にしか引き戻されないと思っていたのに、とんだ罠だった。 今の私は「地元にいたころの私」とは違う。だから今の私を見て地元の人たちは何を思うのだろうか、と怯えてしまう。

 その「地元にいた頃の私」といえば、真面目で校則に逆らうなんてことは一切なかった。(と思う。)髪も染めたことなんてなかった。今の私は「その頃」の私が嫌いだ。変に周りのイメージに囚われて、そのイメージから出ることができなかった。

 

 今私は地元で1番派手な髪色かもしれない。絶対に帰省したら目立つだろうなと思っている。だから帰省するときにはなるべく暗い髪色で帰ろうと思っている。

 

 

ほら、また周りからのイメージに囚われている。

 

 

地元に「いた」頃の自分が嫌いなのではなく、地元に「囚われている」自分が嫌いなのかもしれない。

 

 

 もう一つ、地元の友達のストーリーが流れてくる時も帰省した気分になる。ほんの数十秒間に詰まっている地元の景色さえも懐かしいと感じるようになってしまった。

  もう1年間も地元に帰っていない。何も気にしないで実家に帰れる世の中に早くなってほしいと思いつつ、今日もふとしたことで地元を思い出しては懐かしんでいる。

 

 

今日はもう遅いから早く寝よう。おやすみなさい。